2010年03月01日

「進まぬ電子行政は国家の恥」

Impress ビジネスメディア社が発行する「IT Readers」という雑誌があります。

注:これは雑誌全体を広告で運営していて、配布は無料。こちらを参照。


雑誌の話しではなくて、2010年3月号の木内里美さんのコラムについて。「進まぬ電子行政は国家の恥」というタイトルで、1994年12月に閣議決定された電子政府・電子自治体と称する行政の情報化が、当初は世界的に見ても先進的であったが、現状は先延ばしが多く成果が上っていないとの指摘。
原因は業務の簡素化・標準化などいわゆるBPR(business process re-engineering)に取り組まないなど、数点を挙げているが、もっと根源的な欠陥として、日本(人)におけるデザイン力の問題ではないかという意見。「部品作りは得意だが、システム作りが上手といえない。ルールは作れても体系化は上手くない。フレームワークなどは輸入物を活用することが多い」など、企業活動においても見受けられるとしています。更には、「仕組みのデザインが出来る人材がいないとは思えない」が、少なくとも「人材が育っていないのは事実」としています。



企業における事業でのデザイン力の課題は私も認識していたつもりですが、確かに行政サービス及びBPRでの仕組みが進まないのをデザイン力という見方をする認識がありませんでした。要するに原因についてよく判らない状態であった訳です。



ようやく理由が分かったように思いますが、サ〜、それでどうしたらいいのか。

当然、人材を育てる人材もいない!

そのような人材をサポートする社会的環境(雰囲気)があるか?



明治維新に戻って外国人のリーダを雇用するか!?黒船襲来状態を作るしかないか?



ただ、もっと問題は明治維新の革命を起こしたような人材(外国人リーダと対等な想い・志しをもてる人)が今の日本にいるかという事でしょう。


posted by 意塚 喜多道 at 16:45| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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